北海道の田舎で暮らしている我が家。
周りは自然に囲まれていて、季節ごとにさまざまな生き物と出会うことができます。
ある日、庭で遊んでいると隣のおじさんが声をかけてくれました。
「カブトムシの幼虫いるけど、欲しい?」
私は虫が苦手…。正直、できれば避けたい提案です(笑)。
でも小3の息子はちょっと興味あり。
昨年(息子が2年生のとき)は、私の判断でお断りしました。
けれど、今年は「もう3年生。少しは“命を預かる”意味を分かるかもしれない」と思い、
今回は息子に決めてもらうことにしました。
メリットとデメリットを一緒に考える
息子に選んでもらう前に、私は一緒に「メリット」と「デメリット」を整理して話しました。
メリット
- 命の大切さを学べる
- 自分の成長につながる
- 誰もができる経験ではない
- 幼虫から成虫への変化を観察できる
デメリット
- 母(私)は虫が苦手で手伝えない
- 死んでしまったときに悲しい思いをする
- 北海道の寒さのため、家の中で飼う必要がある(場所の問題)
- 育て方がわからない
息子は真剣に考えていました。
息子の行動に感動
しばらくして、息子はこう言いました。
「ママ、ちょっと待って。お世話の方法を調べるから」
そしてYouTubeやChatGPTで飼い方を調べはじめたのです。
霧吹きの仕方やエサのこと、必要な環境まで自分で調べている姿に、私は胸が熱くなりました。
“すごい真剣だ…”
母として、ただそれだけで嬉しかったんです。
出した答えは「僕にはできない」
最終的に、息子が出した答えはこうでした。
「僕にはできない」
「やってみればいいのに!」という気持ちも少しあったけれど、
彼が一生懸命考えて出した答えを尊重することにしました。
隣のおじさんにそのことを伝えると、笑顔「また来年だな!」と言ってくれました。
まとめ
今回、息子は「育てない」という選択をしました。
けれど、ただ断るのではなく、調べ、考え、悩んだうえで決めたこと。
それ自体が「命を預かる」という責任を理解しはじめている証拠なのかもしれません。
私にとっても、子どもの成長を実感できた出来事でした。
また来年、どういう答えを出すのか。今から楽しみです。


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